柊野絶景 「河岸段丘上の町 柊野」
2009年8月に撮られた柊野です↓よかったら 拡大してみてください
河岸段丘(かがんだんきゅう)の形成
上流からの土砂が河川(賀茂川)によって運ばれ堆積して氾濫原(はんらんげん)をつくる。土地の隆起が起こったり、氷河期に海面が下がると河川が下の方へ侵食し(下方侵食または下刻という)、かつての氾濫原は上方に段丘面(だんきゅうめん)として残され、侵食された崖、段丘崖(だんきゅうがい)が形成される。河川の両側には新たに氾濫原が形成される。この段丘崖は日本においては大きいものでは80m程の崖を形成している。
このことが繰り返され河川の両側に同じような階段状の地形である河岸段丘が形成される。集落や道路は洪水の起こりやすい氾濫原をさけて段丘面上に立地する。
柊野地区でいえば、上之段や下ノ段、川上町など位置するのが段丘面上である。氾濫原(柊野地区では何々河原町となっているところ)や低位段丘面から道路が上がってくるところでは急坂が形成される。その結果、柊野の段丘面は5mから10m程度の小さな段差であるが、坂のある風景が柊野の特徴的な景観となっている。(文責:奥村英継)
「坂のある風景」
柊野地区は賀茂川のつくった河岸段丘に発達した地域であるため、坂が非常に多い。その坂をたずねてみました。
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